「9・11」生存者の米国人、ナイロビのテロで犠牲に

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ケニアでのテロ事件で犠牲となった米国の企業経営者、ジェーソン・スピンドラーさん/I-DEV INTERNATIONAL

ケニアでのテロ事件で犠牲となった米国の企業経営者、ジェーソン・スピンドラーさん/I-DEV INTERNATIONAL

(CNN) アフリカ東部ケニアの首都ナイロビの高級ホテルなどが15日に相次いで襲撃されたテロ事件で、米国で2001年9月に起きた同時多発テロの災いを間一髪で逃れていた米国人の企業の最高経営責任者(CEO)が犠牲者に含まれていることが17日までにわかった。

この被害者はジェーソン・スピンドラーさんで、自ら起こした企業によると、襲われたホテルの敷地内で殺害された。CNN系列局「KTRK」の取材に応じた両親によると、41歳の誕生日を来週控えていた。

母親によると、米同時多発テロの発生時、勤務先はハイジャックされた旅客機の激突を受けたニューヨークの世界貿易センタービル内にあった。テロ当日の朝、仕事の開始に遅れ、地下鉄を降りた際に、最初のビルの倒壊が始まったという。

その後、米国の「平和部隊」に加わり、南米ペルーの北部で農民支援の協同組合事業などに尽力。米投資銀行勤務を経て、投資や戦略作成などを助言する企業を自ら創設していた。新興市場の成長性を視野に入れた企業で、ナイロビにも仕事で来ていたという。

ナイロビの15日の事件では少なくとも21人が死亡。ケニヤッタ同国大統領によると、銃や爆発物などによる襲撃は数時間続き、16日朝に収束した。

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