トランプ氏のシリア撤退、トルコ大統領との電話会談中に表明

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トランプ大統領(右)は、エルドアン氏との会談のなかで、シリアからの撤退に表明していた/Adem Altan/Andrew Harre/Getty Images

トランプ大統領(右)は、エルドアン氏との会談のなかで、シリアからの撤退に表明していた/Adem Altan/Andrew Harre/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領はシリアからの米軍撤退を、14日にエルドアン・トルコ大統領との電話会談で突然表明していたことが分かった。

トランプ氏は19日にシリアからの完全撤退を発表して波紋を呼んだ。これに先立つ14日の電話会談で、エルドアン氏が米軍のイラク、シリア駐留をめぐる問題点を指摘したところ、トランプ氏はいら立って「ならば自由にやってくれ。こちらはもうやめた」と言い放ったという。会談の記録を詳細に聞いた政権高官が明らかにした。

事情に詳しい別の関係者によると、エルドアン氏は過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」がほぼ打倒されたことを理由に、シリアからの米軍撤退を主張した。トランプ氏はエルドアン氏に、トルコがISIS掃討作戦を続行して撲滅させるとの約束を求め、エルドアン氏も「あなたの友人として約束する」と答えたという。

エルドアン氏自身も21日の演説で、トランプ氏にシリアからのISIS撲滅は可能かと問われたことを明かし、「これまでにもやったことだ。皆さんの後方支援があれば今度もできる」と呼び掛けた。エルドアン氏はさらに、米国がこれを受けて撤退を開始したと述べていた。

両首脳は23日にも電話で会談した。トランプ氏はツイッターに、エルドアン氏と「長く建設的」な会話を交わし、ISISや互いのシリア関与、米軍撤退などについて話し合ったと書き込んだ。

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