ロシア極東に「クジラ監獄」、中国へ大量輸出か

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ロシア極東ウラジオストクの当局が、シロイルカやシャチの大量捕獲について捜査を開始/Sergei Bobylev/TASS/Getty Images

ロシア極東ウラジオストクの当局が、シロイルカやシャチの大量捕獲について捜査を開始/Sergei Bobylev/TASS/Getty Images

モスクワ(CNN) ロシア極東のウラジオストクでシロイルカやシャチが大量に捕獲され、「クジラ監獄」に閉じ込められていると報じられ、現地の検察が捜査に乗り出した。

地元メディアの報道によると、ナホトカの街に近いスレドニャヤ湾では、海上の囲いの中に100頭以上のシロイルカなどが閉じ込められているという

RIAノーボスチ通信はウラジオストク環境検察の話として、シャチ11頭とシロイルカ数十頭が閉じ込められていると伝えた。商業目的のシャチ漁は厳格に規制され、教育および科学的な目的に限って認められている。

地元の動物保護団体の活動家は、スレドニャヤ湾の写真を撮ろうとして阻止されたとして、警察に通報したという。

地元の国営テレビは、囲いの中にシロイルカなどが密集している様子をドローンで撮影し、「whale jail」「whales4sale」のハッシュタグを付けて公開。この映像は1800回以上も共有されている。

これに先立ち地元の通信社は、シャチを別のタンクに移している現場と思われる映像を撮影した。シャチを別の場所に移送する準備が行われていた可能性もある。

環境保護団体などによると、ロシアでは海洋生物を捕獲して中国の水族館などに輸出する膨大な額の取引が行われているといい、こうした画像や映像はその一端を映したものと思われる。

地元紙ノバヤ・ガゼタは、ロシア企業4社がシロイルカやシャチを中国向けに販売していると伝えた。

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