離陸時に空港囲む壁に衝突、臨時着陸 インド旅客機

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エア・インディア傘下の航空会社が運航する旅客機が、空港敷地を囲む壁に衝突/Hindustan Times/Hindustan Times/Hindustan Times via Getty Images

エア・インディア傘下の航空会社が運航する旅客機が、空港敷地を囲む壁に衝突/Hindustan Times/Hindustan Times/Hindustan Times via Getty Images

(CNN) インド航空大手「エア・インディア」は12日、同国南部タミルナド州トリッチーの空港でアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイへ向けて離陸したIX611便が空港敷地を囲む壁に衝突した可能性があるとしてムンバイに臨時着陸するトラブルがあったと報告した。

同便の米ボーイング社製737型機に損傷があったとしたが、詳細には触れなかった。臨時着陸は機体点検などのための予防措置としている。乗客130人、乗務員6人が搭乗していたが、負傷者の有無は伝えられていない。

エア・インディアによると、離陸したのは現地時間の12日午前1時半ごろ。ムンバイには無事着陸したが、操縦士2人が勤務から外された。壁への衝突は民間航空行政当局に報告、調査に協力しているとした。

IX611便はエア・インディアが傘下に置く格安航空会社「エア・インディア・エクスプレス」が運航する。

インド政府は昨年、エア・インディアの一部株式の売却を試みたが、買い手が現れない事態となっていた。

インドの航空業界ではトラブル多発が目立ち、数週間前にはムンバイからジャイプールへ向かっていたジェットエアウェイズ航空の機内で気圧低下が発生し、出発地に引き返していた。乗客約30人が鼻血などの症状を訴えていた。民間航空行政当局者は地元のCNN系列局「CNNニュース18」に、乗務員が気圧調整のスイッチを入れ忘れた疑いがあると明かしていた。

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