トルコ当局、行方不明の記者は「サウジ領事館で殺害された」

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ジャーナリストのジャマル・カショギ氏/MOHAMMED AL-SHAIKH/AFP/Getty Images

ジャーナリストのジャマル・カショギ氏/MOHAMMED AL-SHAIKH/AFP/Getty Images

(CNN) サウジアラビアのジャーナリストがトルコ最大都市イスタンブールにあるサウジ総領事館に入ったまま消息を絶っている問題で、トルコの治安当局は、サウジ王室関係者の中でも「最高位」の人々が記者の暗殺を命じたと結論付けた。米紙ニューヨーク・タイムズが当局高官の話として11日までに報じた。

トルコ当局によれば、ジャーナリストのジャマル・カショギ氏が総領事館に入った日、15人からなるチームがサウジから空路インスタブール入りした。当局者は、これらのサウジ人の移動に使われたとされるプライベート機2機の情報も提供している。

タイムズ紙が引用した当局者は、この作戦について「素早く複雑」だったと指摘。カショギ氏が領事館到着から2時間以内に殺害されたとの見方を示した。遺体はのこぎりで解体されたとしている。

カショギ氏はトルコ人婚約者との結婚に必要な書類を取りに2日にイスタンブールのサウジ総領事館に入って以来、行方が分かっていない。

カショギ氏はもともとサウジ王室の内部関係者だったが、ムハンマド皇太子主導の体制を批判する側に転じていた。

同氏の失踪を受け、世界各地から捜査を求める声が上がっている。

欧米の同盟国もサウジに対し、真実を明らかにするよう要請。トランプ米大統領は10日、サウジ政府の「最高レベル」と接触しており、カショギ氏殺害の可能性について懸念を伝えたと明らかにした。

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