インドネシア地震、行方不明者5千人超か 液状化で地面にのみ込まれ

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インドネシア・ジャカルタ(CNN) インドネシア中部のスラウェシ島を襲った大地震で、当局者は7日、今も安否を確認できない人が5000人を超す可能性があるとの見方を示した。

スラウェシ島では9月28日に起きたマグニチュード(M)7.5の地震で津波が発生。地震に伴う液状化で全集落が押し流された地域もある。

インドネシアの災害対策当局が7日に明らかにしたところによると、これまでに確認された死者は1763人に達し、同島の最大都市パル(人口約35万人)では265人が行方不明になっている。

死者はほぼ全員が集団で埋葬された。被災者は推定6万2000人に上る。

大規模な液状化が起きたバレロアとペトボの2地区では、推定5000人が行方不明になっている。液状化で地面が濁流と化して建物が倒壊し、地震後の数日で住宅1000棟以上が泥流にのみ込まれた。

パルでは地面がうねり、建物が次々に倒壊する中で、安全な場所を求めて人々が逃げ惑う様子が撮影されている。

液状化では、2011年に日本やニュージーランドを襲った地震でも大きな被害が出ていた。

スラウェシ島では9月28日の地震の後も451回の余震に見舞われる中、兵士や市民ボランティアなど8万2000人が捜索救助活動を続けている

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