山火事で第2次大戦の不発弾が多数爆発 ベルリン近郊

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ベルリン南郊の山火事の消火活動に従事する消防士/Patrick Pleul/AP

ベルリン南郊の山火事の消火活動に従事する消防士/Patrick Pleul/AP

ベルリン(CNN) ドイツ首都ベルリン近郊で山火事が発生し、地中にあった第2次世界大戦時の不発弾が多数爆発したことがわかった。ブランデンブルク州の山火事対応責任者が24日、明らかにした。

責任者のライムント・エンゲル氏によれば、消防隊員は当初、弾薬の爆発により一帯に入ることができなかった。不発弾は一帯全域に散らばっており、総数は不明だという。

山火事は23日正午すぎ、ベルリンの南西約64キロにあるトロイエンブリーツェンで発生。消防隊員少なくとも550人に加え、警察や軍要員も派遣されて鎮火に当たった。

24時間以上が経過しても、数百人の消防隊員による消火活動が続いている。ただ、これ以上の延焼の危険性はないという。

山火事で住民には避難が指示された/CHRISTIAN PORSCHMANN/DPA/AFP/Getty Images
山火事で住民には避難が指示された/CHRISTIAN PORSCHMANN/DPA/AFP/Getty Images

ブランデンブルク州当局によると、ピーク時には約400ヘクタールの森林が燃えていた。近隣の3つの村では住民の避難が行われた。

州首相が24日に明かしたところによれば、依然350ヘクタールが燃えているものの、村の1つでは脅威がなくなり、住民は帰宅を許可されている。

消火活動に参加する消防士が到着=24日/Sean Gallup/Getty Images
消火活動に参加する消防士が到着=24日/Sean Gallup/Getty Images

欧州の他の多くの国と同様、ドイツでも例年より長く乾燥した夏が続いている。ブランデンブルク州南部は厳しい干ばつに見舞われ、一帯の森林は非常に乾燥した状態となっている。

エンゲル氏によれば、負傷者や建物の損壊は報告されていない。出火原因は調査中だという。

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