北朝鮮、米韓の金正恩氏暗殺計画を阻止と発表

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金正恩・朝鮮労働党委員長。KCNAは同氏暗殺の企てを防いだと発表した

金正恩・朝鮮労働党委員長。KCNAは同氏暗殺の企てを防いだと発表した

(CNN) 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は5日、「テロ集団」が米中央情報局(CIA)や韓国の国家情報院と共謀し、「生物化学物質」による金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の暗殺を図ったと伝えた。

KCNAはこの中で、このほど行われた軍事パレードなどの主要行事の最中に「最高指導者を標的とした爆弾テロを行う」のが狙いだったと言及。暗殺計画には北朝鮮人1人が関与していたと主張し、「放射性物質や極小の毒物を含む生物化学物質」を使用して正恩氏の命を狙ったとしている。

また、この計画は「最近になって発覚し粉砕された」と主張。北朝鮮人と協力し「国家テロ」を遂行するための資金や武器を供与したとして、CIAと国情院の要員を批判した。

KCNAによれば、暗殺計画が立てられたのは2014年。米韓両国の情報機関がロシア東部で材木業に従事する北朝鮮人1人を採用した時のことだという。その後さらに複数回の接触があり、軍事パレードで正恩氏の暗殺を図る計画だったとしている。

北朝鮮は4月15日に首都・平壌で大規模な軍事パレードを開催した。KCNAは、北朝鮮労働者と韓国工作員の接触は直近で4月20日にあったと報道。どの時点で暗殺計画が食い止められたのかは伝えなかった。

北朝鮮は過去に、根拠を示さずに合理性を欠く主張を展開したことがある。CNNはこの報道について独自に確認できていない。韓国情報当局はCNNの取材に、今回報じられた暗殺計画について一切把握していないと述べた。

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