偽のハイジャック情報で男を逮捕、不倫旅行の中止図る 印

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(CNN) インド南部ハイデラバード市の警察は23日までに、金不足から不倫相手との旅行を避けるため航空機乗っ取りを予告する偽の電子メールを警察に送り付けた32歳の男を逮捕したと発表した。

旅行代理店に務める容疑者は妻帯者で、子どもも1人いる。他人の成り済ましや虚偽情報の流布など4件の容疑罪名で起訴された。有罪が確定した場合、禁錮5年と罰金150米ドル(約1万6350円)相当の判決が出る可能性がある。

ハイデラバード警察の調べによると、容疑者は金銭的余裕がない事情をオンライン上で知り合った女性に白状したものの女性は関係をさらに深めることを求め、ムンバイやゴアへの旅行を逆に提案。

これを受けて容疑者はチェンナイからムンバイまでの航空券を偽造し、女性に送っていた。この後、偽のメールアドレスから乗っ取り謀議をでっち上げたメールをムンバイ警察に送信していた。

犯行の動機については、さびしい懐具合を理由に旅行を中止した場合、自負心が傷付くと共に女性との関係が終わることを恐れていたとしている。航空便が欠航すれば自分ではなく空港に責任をかぶせることが出来ると計算していたという。

容疑者は偽のメールで女性を装い、男6人がハイデラバード、チェンナイやムンバイで翌日航空機乗っ取りを話し合っているのを漏れ聞いたと説明していた。警察はメールを受け、各空港で警備を強化する手間を強いられていた。

捜査当局はIPアドレスを調べ、ハイデラバードにあるネットカフェから発信されたことを特定。さらにメールの送信者を8人に絞り込み、カフェ周辺の監視カメラ画像の分析などで容疑者を割り出していた。取り調べで罪を自供した。

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