トランプ大統領のシリア攻撃、決断に長女の進言影響か

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トランプ大統領の長女イバンカ氏

トランプ大統領の長女イバンカ氏

(CNN) トランプ米大統領の子息であるエリック・トランプ氏は13日までに、化学兵器の使用を理由にシリア政権軍の空軍基地攻撃に踏み切った同大統領の決断の背景に長女のイバンカ・トランプ氏の促しがあったとの見方を示した。

英紙デーリー・テレグラフとの会見で明かした。イバンカ氏は今月初旬、大統領顧問に就任していた。

エリック氏は会見で「彼女は3児の母親であり、大統領への影響力もある」と指摘。トランプ大統領に対し「(化学兵器攻撃は)ひどい行いだと言ったのは確実だろう」と続けた。

大統領のシリア攻撃の決断については「化学兵器の被害を受けた子どもらの画像に強く揺さぶられたのは間違いない」と述べた。

一方、スパイサー大統領報道官は記者団に「イバンカ(氏)を含む周辺の人物が画像に意見を示したことに疑いはない」と指摘。その上で、イバンカ氏が軍事力行使を後押しするため動いたのかは断言出来ないと付け加えた。

イバンカ氏は今月5日に米CBSテレビとの会見で、大統領顧問としての自らの役割などに言及。女性の経済力の強化や教育問題に注力するとしながらも他の懸案での助言も行う可能性に触れていた。「意見を言わなければと強く感じる問題については父親に進言する」とも語っていた。

イバンカ氏の夫のジャレッド・クシュナー氏も大統領の上級顧問として政権入りしている。夫婦のトランプ氏への影響力は強いともされる。

エリック・トランプ氏は政権とは距離を置いており、兄弟のドナルド・トランプ・ジュニア氏と共に父親に代わって中核事業「トランプ・オーガナイゼーション」の経営を仕切っている。

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