極右の男性に笑顔で対峙、女性の強さに称賛の声 英国

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警察官の前で向き合うサフィヤ・カーンさん(左)と極右団体支持の男性

警察官の前で向き合うサフィヤ・カーンさん(左)と極右団体支持の男性

(CNN) 英バーミンガムでこのほど開かれた極右団体の集会に割って入り、極右支持の男性に対して笑顔で立ち向かう女性の写真がソーシャルメディアで広まり、称賛の的になっている。

複数メディアの報道によると、写真の女性はサフィヤ・カーンさん。英極右団体「イングランド防衛同盟(EDL)」のロゴが入ったシャツ姿の男性に眼前でにらみつけられながら、穏やかな笑顔を見せている。

写真はEDLがバーミンガムで8日に開いた集会の最中に撮影された。同地のバーミンガム中央モスクは、EDLの集会に対抗する集会を開いていた。

カーンさんの姿は反移民感情に立ち向かう象徴としてソーシャルメディアで広く共有され、英議員などからも称賛のコメントが相次いでいる。

一方、EDLバーミンガム支部はフェイスブックへの投稿で、テロ犠牲者をしのんで1分間の黙祷(もくとう)をささげていたところ、カーンさんが警官を割って入ってきて怒鳴り始めたと主張している。

これに対して写真を撮影したPA通信のカメラマン、ジョー・ギデンズさんは、この出来事が起きたのは黙祷の数分後だったと証言した。

CNNはカーンさんにも現地の警察にも直接取材はできていない。

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