ロンドンテロ 逮捕者8人に、パトロール警官を増強

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市内をパトロールする警官の数が増強される

市内をパトロールする警官の数が増強される

(CNN) 英ロンドン中心部の国会議事堂周辺で起きたテロ事件で、ロンドン警視庁は8人目の容疑者を逮捕したと明らかにした。事件では4人が死亡したほか、多くの負傷者が出ている。

逮捕者はロンドンやバーミンガムで出ている。ブライトンやカーマーゼンシャーでも家宅捜索が行われた。警察によれば、家宅捜索が行われた住所はテロ事件と関連があったという。

警察は23日夜、イーストロンドンで39歳の女を逮捕した。テロ行為の準備を行った容疑がかかっているという。

バーミンガムでは21歳から28歳の女2人と男4人が逮捕された。いずれもテロ行為の準備について容疑がかかっている。24日午前には同じ容疑で58歳の男が逮捕された。

実行犯とされる男は英南部ケント州出身のカリド・マスード容疑者(52)。ウェストミンスター橋で車で通行人をはねた後、国会議事堂の外で警官を刃物で殺害した。マスード容疑者はその後、警官によって射殺されていた。

同容疑者は、テロ関連の罪に問われたことはなく、ここ数年は捜査対象になったこともなかった。テロを計画しているとの情報も入っていなかったという。

テロ事件に関連し、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系のアマク通信社が、ISISのメッセージに触発された「兵士」が攻撃を実行したと伝えた。

CNNのテロの専門家によれば、ISISが「兵士」によって攻撃が行われたと伝えた場合、必ずしもISISが襲撃犯と直接的なつながりを持っていることを主張しているわけではなく、ISISに感化された者による犯行への言及に用いているという。

ロンドンのカーン市長はCNNの取材に対し、ロンドンは世界でも最も優秀な警察と治安部隊によって守られていると強調。「街やロンドン市民、観光客の安全を保つためにできることはすべてやっていると確信している」と語った。市内をパトロールする警官も増強するという。

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