シリア首都爆発の死者74人に イスラム過激派が犯行声明

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爆発の被害を受けたバスを調査する当局者

爆発の被害を受けたバスを調査する当局者

(CNN) シリアの首都ダマスカスの墓地で起きた連続爆発事件は、12日までに70人以上の死亡が確認された。この事件に関連して、イスラム過激派集団が犯行を認める声明を出した。

事件はダマスカスにあるイスラム教シーア派の墓地で11日に発生。イラク外務省によると、イラクからの巡礼者を乗せたバスが2度の爆発の巻き添えになった。

在英の「シリア人権監視団」によると、この爆発による死者は12日までに74人に達した。うち少なくとも20人は、シリア政府軍の兵士やシリア政権寄りの武装勢力のメンバーだった。

最初の爆発は墓地の近くで発生し、周辺にいた人たちが現場に集まってきたところで2度目の爆発が起きたという。

この事件に関連して、元アルカイダ系の武装集団ハヤート・タハリール・アルシャーム(シャーム解放委員会、旧ヌスラ戦線)は、シリア政権を支援するイランの武装勢力とシリア政府軍の兵士を狙ったとする犯行声明を発表した。

イランとシリアは同盟関係にあり、イランの武装勢力はレバノンの武装勢力とともに、反体制派との戦闘を続けるシリア政権軍を支援している。

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