THAADを韓国に配備 北朝鮮のミサイルに対応できるのか

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軍事パレードで披露されたミサイル

軍事パレードで披露されたミサイル

THAADも実戦に使われたことはないうえ、米国の北朝鮮研究グループ「38ノース」によれば、北朝鮮が複数のミサイルを同時に発射した場合は対応できない恐れがある。また、朝鮮半島沖の潜水艦から発射されるミサイルを迎撃することは難しいとされる。

一方、パトリオット・システムは1991年の湾岸戦争や2003年のイラク戦争で使われ、短距離弾道ミサイルを撃ち落とした実績がある。

北朝鮮の標的で最も危険なのはどこか

韓国の首都ソウルが最も危険だが、必ずしも弾道ミサイルの標的になるとは考えられない。ソウルは南北軍事境界線からの距離がわずか50キロ程度。もっと射程が短いロケット弾や砲弾で攻撃できる距離だ。北朝鮮はこれらの発射装置を何千台も保有している。

専門家らによると、ソウルやその北郊一帯が北朝鮮から集中砲撃を受けた場合、数千人以上の死者が出る恐れがある。このシナリオで唯一の防御策は早期に警報を発し、市民をシェルターに避難させることだろう。

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