イラク政府軍、モスル奪還作戦で主要庁舎を掌握

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モスル西部でイラク軍が進軍

モスル西部でイラク軍が進軍

イラク北部アルビル(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に支配されたイラク北部の都市モスルの奪還を目指す作戦で、政府軍主導の部隊が6日、主要な政府庁舎を掌握した。

イラク連邦警察の即応部隊を率いる司令官によると、2014年からISISに支配されていたモスルの美術館や司法機関ビル、地元警察本部、裁判所、銀行、電気水道当局のビルが全て奪還された。

これらの建物を押さえたことで、政府軍が次に奪還を狙う旧市街へ部隊を進めやすくなるという。

ただ同司令官がCNNに語ったところによると、美術館は完全に破壊されている。ISISの戦闘員らが所蔵品を略奪、破壊し、建物中に爆発物を仕掛けて崩壊させたという。

政府軍は1月にモスル東部を掌握し、先月から西部の奪還作戦を開始した。市の中央を流れるチグリス川の橋5本のうち1本はすでに取り返し、6日に2本目を奪還した。

イラク首相府によると、軍最高司令官を務めるアバディ首相は7日、現地の視察に向かった。

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