モスル西部奪還作戦 イラク軍が橋を掌握、補給路確保へ

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モスル市内をパトロールするイラク連邦警察のメンバー

モスル市内をパトロールするイラク連邦警察のメンバー

イラク北部アルビル(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に支配されたイラク北部モスルの奪還を目指すイラク軍は28日までに、市中央のチグリス川にかかる主要な橋を掌握したと発表した。

イラク軍は1カ月前にチグリス川の東岸を制圧し、現在は西岸で地上作戦を進めている。東西を結ぶ橋は5本とも破壊されていたが、このうち4番目の橋を奪還した。破壊された部分の上に通路を渡せば、東岸からの補給路を確保できるという。

イラク軍合同作戦司令部のヤララ中将によると、橋は連邦警察の即応部隊が奪還し、周辺の建物には国旗が掲げられた。同中将は、ISIS側に大きな打撃を与えることができたとも述べた。

モスル奪還作戦は昨年10月に始まった。市西部は人口が密集し、細い路地が入り組んでいるため、地上戦は難航している。

世界食糧計画(WFP)が電話で聞き取り調査を実施したところ、多くの世帯から「食料が高くて買えない」「全く手に入らない」との訴えがあった。戦闘が激化して外出できず、最低限の食料さえ探しに行けない人も多いという。

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