ロシアのチュルキン国連大使、ニューヨークで急死

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ロシア国連大使が急死

(CNN) ロシア外務省によると、同国のチュルキン国連大使が20日、米ニューヨーク市内で急死した。64歳で、21日に誕生日を迎えるはずだった。

捜査当局者の話によると、チュルキン氏は市中心部のロシア国連代表部で心臓発作を起こし、搬送先の病院で死亡した。

ロシア外務省は「非常に優秀な外交官が執務中に死亡した」と発表。プーチン大統領は友人や遺族らに向けて弔意を表した。

国連では同日、チュルキン氏に黙とうがささげられた。

国連総会のトムソン議長は、同氏の「優れた知性と見事な外交手腕、豊かなユーモア、他者への配慮」をたたえた。

チュルキン氏は国連安全保障理事会でよく米国、英国、フランスと対立した。この10年、シリアの危機やウクライナ東部でのマレーシア機墜落をめぐり拒否権行使の手を挙げてきたのは同氏だ。

米国のライス元国連大使はチュルキン氏について、「手ごわい敵でありながら常に友人でもあった」と述べた。パワー元国連大使もツイッターで、米ロ間の橋渡し役としての尽力をたたえた。

フランスのアロー前国連大使はツイッターを通し、「うるさくて愉快で、非の打ちどころがない手腕を持った」元同僚の死を惜しんだ。

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