米空母、南シナ海で「定期的な」パトロール開始

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米海軍艦艇が南シナ海をパトロール

(CNN) 米海軍は20日までに、中国など複数の国が領有権を争う南シナ海で、空母「カール・ビンソン」や誘導ミサイル駆逐艦「ウェイン・E・マイヤー」がパトロールを開始したと発表した。

発表によると、カール・ビンソンなどの艦船は「定期的な作戦行動」の一環として18日に南シナ海に入った。カール・ビンソンはF18戦闘機など60機あまりで編成する飛行部隊を搭載している。

米国と中国の間では、南シナ海などの領有権問題や貿易などの問題を巡って緊張が高まっている。新国務長官のレックス・ティラーソン氏は人事案承認の公聴会で、中国が建設した人工島は利用を認めるべきではないと発言した。

一方、中国外務省報道官は15日の記者会見で米軍によるカール・ビンソンの配備を前に、「航行および飛行の自由の名のもとに、中国の主権と安全を侵害しようとする国には断固反対する」と述べ、米国を牽制(けんせい)していた。

米海軍の艦船が南シナ海を航行するのは今月に入って2度目となる。海軍の発表によると、数日前には沿海域戦闘艦「コロナド」が南シナ海で演習を行った。

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