心臓手術が必要なイラン女児、禁止令乗り越え米病院に到着

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生後4カ月のファテメ・レシャドちゃん

生後4カ月のファテメ・レシャドちゃん

(CNN) 生まれつき心臓に異常があり、手術が必要と診断されたイラン人の女児が、米オレゴン州の病院に到着した。渡航の手続きに時間がかかり、一時は生命が危ぶまれたという。

生後4カ月のファテメ・レシャドちゃんは7日、オレゴン州ポートランドにある受け入れ先の大学病院に入院した。順調に検査が進められ、一刻も早い手術が必要な状態だということが確認された。

ファテメちゃんは当初、5日には病院に着く予定だった。しかしおじのサマド・テギザデさんによると、トランプ米大統領が先月27日、イランを含む7カ国からの入国を禁止する大統領令を出したため、イランの首都テヘランから出発できずに渡米が遅れた。大統領令は3日、連邦地裁の差し止め命令で執行が停止された。この差し止めをめぐり、連邦高裁での審理が始まっている。

ファテメちゃんは先月、テヘランの病院で心臓の形に異常があると診断された。国内では手術ができないと知り、両親はファテメちゃんを連れてアラブ首長国連邦(UAE)のドバイへ向かったが送り帰された。90日以内に米国にビザを申請するよう指示を受けたという。

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