「金正恩氏、トランプ氏との会談に意欲」 脱北の元公使が語る

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脱北の元公使、北朝鮮の体制を語る

ソウル(CNN) 韓国に昨年亡命したテ・ヨンホ元北朝鮮駐英公使は26日までにCNNの取材に答え、北朝鮮の運命を変える唯一の方法は国の指導者を変えることだけだと訴えた。テ氏はこの約20年間で最も高位の脱北した外交官とされる。

テ氏は昨年、妻子とともに韓国へ亡命した。

テ氏は、金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が権力の座にある限り、人権問題が改善したり、核開発が中止になったりする可能性はないとの見方を示す。

テ氏は当初、金委員長の若さや海外の学校に通っていた経験から同委員長が改革者となるのではと期待していた。しかし、高位の当局者が何人もほとんど気まぐれで処刑されるのを目にして、期待はすぐに打ち砕かれたという。

韓国のシンクタンクによれば、金委員長は、2011年に政権に就いて以降、少なくとも340人の処刑を命じた。

テ氏によれば、米国でドナルド・トランプ氏が大統領選に勝利したことについて、金委員長はこれを米国の新政権との間である種の和解を結ぶ好機だととらえているという。

トランプ氏は選挙戦の間、金委員長と会談を行う用意があるとの考えを示唆していた。ただ、テ氏はトランプ大統領に対して再考するように求めている。会談を行えば、金委員長に現在自国で保持していない正統性を与えてしまうことになるからだという。

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