「アレッポ少女」アラベトさん一家が避難、トルコが受け入れ

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「アレッポの少女」にインタビュー

(CNN) シリア政府軍が制圧したアレッポ東部の住民や反体制派が退避を始めるなか、ツイッターで現地の惨状を訴えてきた7歳の少女、バナ・アラベトさんの一家をトルコが受け入れると表明したことが20日までに分かった。

トルコのチャブシオール外相が国営アナトリア通信に、バナさんと家族を同国へ避難させると語った。

バナさんは父と母ファテマさん、弟のモハメド君(5)とヌーア君(3)の5人家族。米国の非政府組織(NGO)「シリア系米国人医療協会(SAMS)」は19日、一家が無事にアレッポ郊外まで避難したと伝えた。

ファテマさんは避難に当たり、アレッポ東部に「魂を残してきた」とツイート。反体制派メディアを通し、避難のバスでは「24時間近く水も食料も与えられず、囚人のよう」な状況に耐えた末、「ついにここまでたどり着いた。神様と応援してくれる友人たち全員に感謝します」と述べた。

アレッポ東部の住民らの退避は、トルコなどの仲介で先週から始まった。停戦違反や交渉のやり直しなどで数回にわたり中断したが、18日から再開している。

ファテマさんは18日のツイートで、トルコのエルドアン大統領やチャブシオール外相に向け、「退避に手を貸してほしい」と呼び掛けていた。

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