領土返還は望み薄、米国牽制の思惑も 日ロ首脳会談で米識者

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米専門家は北方領土をめぐる日ロ交渉の進展に懐疑的な見方を示す

米専門家は北方領土をめぐる日ロ交渉の進展に懐疑的な見方を示す

日本政府の狙いは北方領土返還に向けた交渉の進展にあるのかもしれない。だがそうした成果は期待できそうにないと専門家は見る。

「たとえ北方4島のほんの一部の引き渡しであったとしても、プーチン大統領が合意に署名するとは考えられない」。国際安全保障問題に詳しいオハイオ州立大学のジェリー・ハドソン氏はそう指摘した。

米シンクタンク、ランド研究所のウィリアム・コートニー氏は、プーチン大統領の訪日には米国を牽制する狙いがあるとの見方を示し、「ロシアは米軍の基地や配備に対する支持を低下させ、軍備増大に対する日本国民の支持を揺さぶりたい考えだ」と分析している。

安倍首相はこの1カ月ほど前、米国でトランプ次期大統領とも会談している。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]