シリア軍がアレッポ東部を制圧、停戦へ ロシアが発表

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戦闘地域から避難する住民

戦闘地域から避難する住民

(CNN) ロシアのチュルキン国連大使は13日、シリアで反体制派が支配していたアレッポ東部を政府軍が完全に制圧し、戦闘は停止したと発表した。アレッポ情勢をめぐって同日開かれた国連安全保障理事会の緊急会合で語った。

チュルキン氏は「アレッポ東部での軍事行動は停止したとの情報を、つい先ほど受け取った」「シリア政府が市東部の支配を確立し、人道活動の段階に入った」と述べた。

アレッポ市内の情報筋もCNNに、市東部での戦闘停止と避難に関する合意が成立したと語った。

同市在住のジャーナリストによると、住民には反体制派指導者らから、戦闘停止を宣言する携帯メッセージが届いたという。

反体制派団体「アレッポ・メディア・センター(AMC)」は同日、フェイスブックを通して戦闘停止が宣言されたと報告し、市民と反体制派勢力が数時間以内にアレッポ北郊や西郊への避難を開始するとの見通しを示した。

反体制派の司令官がCNNに語ったところによると、合意はトルコの仲介で成立した。市民の避難は現地時間の14日朝から始まるという。

トルコ外務省は、アレッポ東部の反体制派と政府軍が交渉の結果、戦闘停止で合意したことを確認。同市の西方に位置するイドリブへ最初に市民、続いて反体制派の戦闘員が順に避難すると述べた。

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