独情報機関の職員逮捕 内部情報流す、イスラム主義の宣言も

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連邦憲法擁護庁の職員が逮捕された

連邦憲法擁護庁の職員が逮捕された

(CNN) ドイツの国内情報機関「連邦憲法擁護庁」は30日までに、同庁の職員がインターネット上でイスラム主義を宣言し、内部情報を流したとして逮捕されたことを明らかにした。

連邦憲法擁護庁の報道官が語ったところによると、この職員はネットで知り合った相手に、同庁に関する機密情報を渡すと持ち掛けた疑い。イスラム主義者としての偽名を使い、チャットを通して情報を流したとみられる。

職員の身元については「年配のドイツ人」で、同庁には最近採用されたということ以外、公表されていない。

報道官によれば、同庁やほかの職員の安全が脅かされることを示すような証拠は見つかっていないという。

独当局は今月15日、国内の若者140人以上をシリアでの戦闘に誘い込んだとして、イスラム厳格派のサラフィー主義集団を非合法化すると発表した。独連邦警察によると、シリアへ渡って戦闘に参加したドイツ人は9月の時点で800人に上った。

また同国にはメルケル首相の門戸開放政策の下、昨年1年間に100万人以上の難民が流入した。しかし難民によるとみられるテロが相次いだことから、首相は7月、治安対策とテロ対策を強化すると表明した。

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