シリア・アレッポ、反体制派が攻勢 住民38人死亡か

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シリア・アレッポでの戦闘が続いている

シリア・アレッポでの戦闘が続いている

シリア政府軍と反体制派の戦闘が続く北部アレッポで反体制派が攻勢を強め、政府支配地域で民間人の死傷者が報告されている。

反体制派団体「アレッポ・メディア・センター(AMC)」によると、反体制派とイスラム勢力の連合組織「ファトフ軍」は30日、政府軍が支配するアレッポ西部の数カ所に「軍事区域」を設けるとの声明を発表。住民に対し、自宅にとどまるか地下シェルターに避難するよう指示した。

反体制派は29日から30日にかけ、アレッポ西部に激しい攻撃を仕掛けた。在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団」(SOHR)によると、この攻撃で子ども14人を含む民間人少なくとも38人が死亡、250人以上が負傷した。

イスラム過激派系の反政府派は28日にアレッポ南西部の郊外を掌握し、30日にはさらに勢力拡大を図った。

SOHRによると、政府軍は失った支配地を奪還しようと、反体制派の拠点に激しい攻撃を仕掛けている。

市西部では30日、大きな爆発音が響いた。AMCは、反体制派が送り込んだ車爆弾が爆発したとの見方を示した。

アレッポ西部ではインターネット接続が停止しているため、情報の確認は取れていない。

アレッポでは政府軍を支援するロシア軍が20日から3日間の「人道停戦」を宣言したが、その期限が切れた後は戦闘が再燃している。

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