タイ皇太子が国民に声明、即位の時期はまだ明言せず

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タイ国民が国王に別れ

(CNN) タイで在位70年以上に及んだプミポン国王の死去を受け、王位継承者のワチラロンコン皇太子がいつ即位するのかを巡る臆測が強まっている。皇太子は1972年に王位継承者に指名されたが、即位の時期はまだ発表されていない。

プラユット首相は国営テレビを通じて17日までに発表した声明で、「国政や王位継承について案じることはない」とするワチラロンコン皇太子の言葉を伝えた。

王位継承の手順は憲法や法律および伝統によって規定されていると首相は指摘。しかし14日から国王の葬儀が始まり、国民がまだ悲しみに包まれていることから、皇太子は即位せずにいると説明した。

警察によると、バンコクの宮殿前にはプミポン国王の死を悼む国民10万人以上が詰めかけている。

首相によると、ワチラロンコン皇太子は15日夜、国民のことを心配して、暫定摂政のプレム元首相に面会を申し出たという。

プラユット首相は13日の時点で、ワチラロンコン皇太子には父の死を悼む時間が必要だと述べ、即位の時期については「追悼行事や王室の葬儀が終われば適切な時期が来るだろう」と話していた。

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