北朝鮮の洪水被害、窮状続く 病人増加・寄付も集まらず

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被害を受けた土地に座る少年=咸鏡北道、UNDP

被害を受けた土地に座る少年=咸鏡北道、UNDP

(CNN) 9月に発生した洪水で壊滅的な被害が出た北朝鮮北東部の咸鏡北道は、1カ月たった今も大勢の被災者が避難生活を続け、呼吸器などの疾患が広がっている。

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は9月30日の声明で、10月になって雪が降れば被災者が一層の窮状に追い込まれる恐れもあると指摘し、「石炭の供給は途絶え、被災者は木の枝を燃やして暖を取っている。2次災害の危険が現実と化している」と危機感を示した。

年齢を問わず、呼吸器感染症や下痢と診断される人も増えているという。

過去数十年で最悪とされる今回の洪水では数百人が死亡、7万人が家を失い、人道支援を必要とする人は14万人に上る。

これまでのところ、現地入りした市民ボランティアらが救援物資を配ったり、2万8000人に避難所を提供したりするなどの活動を続けているが、支援活動は「時間との戦い」になっているという。

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