テロ容疑で逮捕の女3人、ISISから指示 パリ検察

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
逮捕の際、警官が女のナイフで負傷した。全部で女3人が拘束された

逮捕の際、警官が女のナイフで負傷した。全部で女3人が拘束された

(CNN) フランスのパリ検察は9日、パリのノートルダム大聖堂の前に止められた車両の中からガスボンベが見つかった事件で、前日に逮捕した女3人が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」から指示を受けるテロ工作員だったことを明らかにした。

パリ検察のモラン検事が明かしたところによると、女のうち1人は財布の中にISISに忠誠を誓う手紙を持っていた。手紙には、8月下旬に殺害されたISISの最有力幹部の一人、モハメド・アドナニ容疑者の呼びかけに応え行動しているとする記述があったほか、「私はお前たちの土地でお前たちを攻撃する。テロの恐怖に陥れるためだ」とも記されているという。

逮捕の際、女1人がナイフで警官を襲い、負傷させた。警官は命に別条はないという。

モラン検事によれば、このテロ工作組織のメンバーの1人は、パリ郊外のマニャンビルで6月に警官2人を殺害したラロシ・アバラ容疑者と結婚する予定だった。

アバラ容疑者が警察に射殺された後、今度は北部のサンテティエンヌ・ドゥ・ルブレで7月に神父を殺害したアデル・ケルミシュ容疑者と結婚することになったとされるが、同容疑者も警察に殺害された。

カズヌーブ内相は8日の逮捕後、女3人は過激思想に染まっていたとの見方を示したうえで、「差し迫った暴力的な」攻撃を計画していたようだと述べた。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]