シー・シェパードが高速船投入、日本の捕鯨船上回ると主張

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日本の捕鯨船に体当たりするシーシェパードの抗議船「ボブ・バーカー」(手前)

日本の捕鯨船に体当たりするシーシェパードの抗議船「ボブ・バーカー」(手前)

捕鯨を巡っては国際捕鯨委員会が1982年に商業捕鯨のモラトリアムを提案し、86年から発効した。しかし日本は調査目的とする捕鯨を続行し、2016年にはミンククジラ333頭を捕獲した。

2014年には国連の国際司法裁判所(ICJ)が日本に対して捕鯨の中止を命じている。

モラトリアム後も捕鯨を続ける国は日本だけにとどまらず、アイスランドとノルウェーも商業捕鯨を行っている。2014年はノルウェーがミンククジラ746頭、アイスランドがナガスクジラ137頭とミンククジラ24頭を捕獲した。

動物保護団体が2015年に発表した報告書によれば、ノルウェーが1年間に捕獲するクジラの数は、主要捕鯨国を合わせた捕獲数を上回る。

それでも日本の捕鯨に非難が集中する理由について、環境保護団体EIAのクレア・ペリー氏は「アイスランドとノルウェーは欧州北部の海域で捕鯨を行っているので、欧州の問題とみなされている」と解説する。

これに対して日本は唯一、1994年にクジラ保護区に指定された南極海の公海で捕鯨を行っているため、反捕鯨団体の標的にされやすいという。

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