大統領官邸付近で爆発、死者12人超 ソマリア

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爆発が起きた現場でパトロールを行う治安部隊員

爆発が起きた現場でパトロールを行う治安部隊員

モガディシオ(CNN) ソマリアの首都モガディシオの大統領官邸付近で30日、トラックに仕掛けられた爆弾が爆発し、病院の医師によると12人が死亡した。

警察によると、少なくとも15人が負傷した。重体の負傷者が多く、死者の数はさらに増える恐れがあるという。

ソマリア国営通信は医療関係者の話として死者15人、負傷者20人と伝えている。

国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」が傘下のラジオ局を通して犯行声明を出した。

シャバブの報道官がラジオ局に語ったところによると、トラックは大統領官邸の近くにあるホテルの門に突入した。このホテルでは議員や閣僚らが会合を開いていたという。

負傷者の中には地元のジャーナリスト2人も含まれている。

警察によると、この爆発でホテルの一部と、官邸入り口に設けられた2番目の検問所が損壊した。

シャバブはイスラム原理主義国家の樹立を主張し、これまでも同様の手口のテロを繰り返してきた。

今月21日には行政庁舎の入り口に爆弾を仕掛けた車が突っ込み、現場に人が集まってきた数分後に2台目の車が爆発。負傷者の救助に駆け付けた学生らを含め、少なくとも23人が死亡した。

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