イタリア中部地震、死者281人に 2千人が避難生活

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イタリア中部の町ペスカーラデルトロントの地震後の様子

イタリア中部の町ペスカーラデルトロントの地震後の様子

イタリア・アマトリーチェ(CNN) イタリア中部を24日未明に襲った地震は27日までに、死者が少なくとも281人に達した。被災した各地では、食料と避難場所を求め2000人以上が仮設キャンプに身を寄せている。

キャンプは最も被害が大きいアマトリーチェをはじめ、被災地数カ所に設けられた。イタリアの市民保護当局によれば、2100人がキャンプ生活を送っている。キャンプは今後増設される可能性もあるという。

アマトリーチェのキャンプからの画像には、避難を余儀なくされた人々がパスタの配給を待つ列を作ったり、高齢の夫婦が床の上に敷かれたマットレスに座って食事を取ったりする様子がとらえられている。

死者数は徐々に増加している。コンクリートやレンガなどの下敷きになったままの人が何人残されているかは不明だ。救助活動は26日で3日目に入った。生存者が見つかる可能性が下がる「発生から72時間」を目安に、時間との闘いが続いている。ただ、当局者らの間では生存者の見つかる望みは失われつつあるという。

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