洪水視察の州首相、泥流嫌い警官の手車で移動 インド

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警官に抱えてもらって泥流の中を移動する印マディヤプラデシュ州の州首相

警官に抱えてもらって泥流の中を移動する印マディヤプラデシュ州の州首相

ニューデリー(CNN) インド中部マディヤプラデシュ州の州首相が洪水の被災地を視察した際、泥流に入るのを嫌って警官の手車に乗って移動する写真がソーシャルメディアで流れ、ひんしゅくを買う事態となった。

シブラジ・シン・チョウハン首相は白色のスラックス姿で被災地を訪れていた。視察の目的は救援作業の現状を確認し、督励することなどだった。

首相府はインドの地元メディアに、警官の手車は首相が負傷するのを阻止するためだったと説明している。

インド東部や中部の諸州は豪雨に伴う洪水に襲われ、住民数万人が退避を強いられている。インド政府当局者などによると、被害が特に甚大なのは東部ビハール、北部ウッタルプラデシュ、マディヤプラデシュ州各州で少なくとも53人の犠牲者が出ている。被災者は総数で200万人以上とされる。

インドの気象観測当局は23日の時点で、降雨は今後数日間続くとも予報していた。

チョウハン首相の今回の振る舞いはツイッター上で嘲笑や冗談の材料となり、「インドは第3世界の国。3級のがさつな指導者を選んでいるのだから」などの書き込みがあった。

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