イタリア地震 死者159人に、住民が素手でがれきかき分け

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中継中に家屋が倒壊 イタリア地震

イタリア・サレッタ(CNN) イタリア中部を24日に襲った地震は、25日早朝までに159人の死亡が確認された。現場では夜を徹して捜索救助活動が続けられているが、生存者の発見は時間との戦いになっており、犠牲者はさらに増えることが予想される。

人口約20人の小さな集落サレッタでは、住宅倒壊跡地のがれきを近隣住民が素手でかき分けるなどして行方不明者の捜索を続けた。

同地にいたCNNの取材班は、フェイスブックで生中継中に、背後にあった住宅が倒壊する様子を目の当たりにした。取材班にけがはなかった。

被災地の多くへ通じる道路は道幅が狭いために重機の到着が遅れ、住民がトラクターや耕作機械などを捜索に利用。屋外に避難した住民は、余震が起きるたびに不安を募らせている。

災害対策当局によると、震源地に近いアマトリーチェでは少なくとも53人が死亡。負傷者は100人を超す。近隣のアックーモリやアルクアータ・デル・トロントでも死傷者が出たと伝えられている。

マグニチュード(M)6.2の地震は現地時間の午前3時36分ごろに発生。震源地はノルチャの約10キロ南東、震源の深さは約10キロだった。震源から約160キロ離れたローマでも揺れを感じたという。

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