イラク、36人に死刑執行 ISISの新兵虐殺に関与

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イラク・ティクリート近郊で多くの新兵がISISによって殺害された

イラク・ティクリート近郊で多くの新兵がISISによって殺害された

(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が2014年、イラク北部ティクリート近郊の元米軍基地を占拠した際に多数の新兵らを虐殺した事件に関与したとして、有罪となった36人の絞首刑が21日、同国南部で執行された。

基地の名を取って「スペイサーの虐殺」と呼ばれるこの事件では、最大1700人が虐殺された。

ISISは基地周辺の地域を制圧した後、イラク軍の新兵が銃を向けられ、行進させられている場面の映像を公開。続いて大規模な虐殺の画像を流した。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」によると、ISISは基地から逃げようとした兵士1000人以上を拘束し、このうち少なくとも800人を殺害した。

南部ジーカール県の知事によると、刑は同県のナーシリーヤにある刑務所で執行された。知事自身や犠牲者の遺族、司法相、治安当局者らが立ち会った。刑は今後もさらに執行される予定だという。

同基地は昨年、イラク軍が奪還した。当局は家族が提出したDNAサンプルを使って遺体の身元を確認した。

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