武装集団が政府施設を襲撃、警官ら4人死亡 カザフスタン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
カザフスタンの最大都市アルマトイで、内務省の建物などを標的にしたテロ攻撃が発生

カザフスタンの最大都市アルマトイで、内務省の建物などを標的にしたテロ攻撃が発生

(CNN) カザフスタンの最大都市アルマトイで現地時間の18日午前11時ごろ、内務省の建物が武装集団に襲撃され、警官3人を含む4人が死亡した。同国のナザルバエフ大統領は「テロ行為」と断言、全土の警戒レベルを引き上げるよう指示した。

ロシアのタス通信がカザフスタン内務省の発表として伝えたところでは、内務省の建物に押し入ろうとした武装集団が警官1人を銃撃して殺害した。

警察署や国家安全保障委員会の建物も襲撃され、阻止しようとした警官2人が撃たれて後に死亡が確認された。民間人の男性1人も、車を盗もうとした襲撃犯に殺害された。

事件の背後関係や実行犯の人数は現時点で分かっていない。内務省によれば、実行犯のうち1人は警察に拘束された。

ロシアのインタファクス通信によれば、アルマトイ警察は「宗教過激派や非伝統イスラム信者」による犯行との見方を示している。ただ、カザフスタンは中央アジアの中でも比較的安定していて、過激派組織による襲撃事件はこれまでほとんど発生していなかった。

首都アスタナにある米大使館はアルマトイ在住者に対し、外出を避けるよう呼びかけている。英外務省の渡航情報によれば、アルマトイの4カ所が襲撃され、カザフスタン当局は警戒レベルを最も高い「赤」に引き上げた。

隣国ロシアのペスコフ大統領報道官は18日、カザフスタンやトルコとの国境警備強化について質問され、「当然ながら、隣国の混乱は憂慮すべき事態であり、引き続き状況を注視し分析する必要がある」と語った。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]