再投票の請願 発起人が「乗っ取られた」と当惑、実は離脱派

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「再投票」の発起人は離脱派だったことが分かった

「再投票」の発起人は離脱派だったことが分かった

ロンドン(CNN) 国民投票で欧州連合(EU)からの離脱派が勝利した英国で、残留派から記録的な数の署名を集めている再投票の請願は、もともと離脱派の活動家が先月始めた運動だった。この活動家は、運動を残留派に「乗っ取られた」と話している。

民族主義的な少数政党「イングリッシュ・デモクラッツ」の活動家、ウィリアム・オリバー・ヒーリー氏は、一貫してEUからの離脱を主張してきた。同氏が26日、フェイスブック上で説明したところによると、国民投票が実施される前、離脱派は負けるとの見通しが広まったことを受け、残留派の勝利に対抗する手段として署名運動を始めたという。

請願は「投票率75%未満で得票率が60%未満の場合は再投票を実施する」という、新たなルールの施行を求める内容。23日に行われた国民投票の投票率は72%、離脱派の得票率は52%だった。投票が終わった後になって、結果に納得できない残留派から署名が殺到している。

署名はすでに350万件を超え、政府の公式サイトに寄せられた請願として史上最高を記録。下院の特別委員会は、10万人以上の署名が集まった請願を全て取り上げるという規定に基づき、この請願を議会の審議にかけるかどうかを今週中に検討することになった。

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