ISIS、米軍基地など標的か 韓国情報機関が警告

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在韓米軍の基地に派遣された最新鋭ステルス戦闘機「F22」=米空軍

在韓米軍の基地に派遣された最新鋭ステルス戦闘機「F22」=米空軍

ソウル(CNN) 韓国の情報機関、国家情報院(NIS)は20日までに、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が米国と北大西洋条約機構(NATO)の空軍施設77カ所を対象とした情報収集を進めていることを明らかにした。これらの施設への攻撃を支持者らに呼び掛けてもいるとして、警戒を促している。

NISが出した声明によると、ISISはこのほか、21カ国に住む特定の個人に関する情報を公開。その中には韓国の福祉団体に勤務する従業員の情報も含まれているという。同従業員は現在、当局の保護下にある。

このような諜報活動を行っているのはISISに近いハッカー集団で、標的となった施設は烏山(オサン)空軍基地をはじめとする在韓米軍の基地を含む。無料通信アプリ「テレグラム」を通じ、それぞれの基地の位置情報などがやりとりされているとみられる。

在韓米軍は20日、同軍の基地に対する安全保障上の脅威を深刻に受け止めるとする声明を発表した。

NISによれば韓国では、テロ組織に関与した疑いで過去5年間に50人が国外退去処分となった。NISは声明の中で「韓国国民や国内にいる外国人に対するテロの脅威が現実味を帯びてきている」と警鐘を鳴らしている。

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