ヒンドゥー教僧侶殺害、ISISが犯行声明 バングラデシュ

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(CNN) バングラデシュの警察によると、同国南西部ジェナイダ県の村で7日、ヒンドゥー教の僧侶(70)が刃物で殺害された。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行を認める声明を出した。

ISISは声明で「帝国の兵士たち」による犯行だと述べ、バングラデシュから多神教を追放するまで攻撃を続けると宣言した。

警察幹部がCNNに語ったところによると、僧侶は寺院に向かう途中、人けのない一画で犯行グループに襲われた。この村でヒンドゥー教の住民が狙われているとの通報は受けたことがなかったという。

警察は犯行グループが村の外から侵入したとみて、詳しく調べている。

バングラデシュでは最近、刃物を使った殺傷事件が続発している。5日には南部チッタゴンで警察幹部の妻が3人組に銃や刃物で襲われ、殺害されたばかり。ISISは先月、医師が刺し殺された事件でも犯行声明を出した。

性的少数者の運動を率いていた活動家2人が殺害された事件では、男1人が逮捕された。さらに仏教の僧侶が首を切りつけられ、イスラム神秘主義の精神的指導者の遺体が果樹園で発見された。洋服の仕立て屋を営んでいたヒンドゥー教徒の男性が死亡した事件では、3人が拘束されている。

また警察は7日、イスラム過激派「ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)」のメンバー3人を殺害した。このうち2人はバングラデシュ北部でイスラム教シーア派のモスク爆破や大学教授の殺害などに関与した疑い。首都ダッカ市内で警察との銃撃戦の末に死亡した。残る1人は北西部の都市ラジシャヒで殺害された。

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