タリバーンが裁判所襲撃、検事ら7人死亡 アフガン東部

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首都カブールの南約70キロに位置する都市の裁判所が襲撃の標的に

首都カブールの南約70キロに位置する都市の裁判所が襲撃の標的に

(CNN) アフガニスタン東部ロガール州で5日、反政府武装勢力タリバーンのメンバー3人が裁判所を襲撃し、検事や裁判官らを含む7人を殺害した。

現場は首都カブールから南へ約70キロ離れたロガール州の州都プリアラムの地方裁判所。

同州知事の報道官によると、武装した3人組が裁判所に突入し、治安部隊が反撃した。銃撃戦が1時間半にわたって続き、少なくとも23人が負傷した。

死亡した7人の中には、州検察当局のトップも含まれているという。

タリバーンの報道官はツイッター上で「戦闘員6人の処刑に対する報復だ」と宣言した。

アフガン政府は先月、タリバーンのメンバー6人の死刑を執行した。これに対してタリバーンは今までに、裁判官や検事、裁判所職員らを狙った攻撃を3回繰り返している。

まず先月25日にカブール市内で自爆犯1人が裁判所職員らを乗せた車両を爆破し、11人の死者が出た。

1日には上訴裁判所の建物が襲撃され、内務省報道官によると警官1人、民間人5人が死亡した。犯行グループの1人が正門で自爆し、さらに3人が自爆を図ろうとしたが治安部隊との銃撃戦で死亡した。

タリバーンでは最高指導者だったマンスール幹部が先月、米無人機の空爆で死亡したことを受け、新たな指導者にハイバトゥラ・アクンザダ幹部が選出されている。

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