セーヌ川が氾濫、ルーブル美術館は収蔵品を避難

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エッフェル塔付近でもセーヌ川が氾濫=2日

エッフェル塔付近でもセーヌ川が氾濫=2日

(CNN) 豪雨が続いたフランスでは3日までに、パリのセーヌ川が氾濫(はんらん)し、ルーブル美術館が一部の収蔵品を移動させる事態となっている。

ルーブル美術館は短文投稿サイトのツイッターで、浸水被害に遭う可能性のある美術品を上階へ避難させると明らかにした。3日は臨時休館するという。

予報によれば、フランスとドイツで犠牲者を出した豪雨は週末まで続く見込みだ。

オランド仏大統領は2日、地元メディアに対し、洪水の被害が深刻な地域に対して自然災害事態を宣言する意向を明らかにした。これにより、政府から地元自治体に緊急の資金援助が可能となる。

仏気象当局によれば、最も大きな被害が出ているのはセーヌ川の支流であるロワン川の流域だ。パリの南80キロの町ヌムールでは1日、ロワン川が氾濫。当局が救助ボートを出して家々から住民を救出した。

ロワン川からあふれ出した水はすでに引き始めているが、下流にあるセーヌ川の水位はしばらく上昇を続けるとみられる。

水位上昇によりセーヌ川岸のカフェが水に飲み込まれるなか、パリ中心部と郊外を結ぶ鉄道の一部は運転を取りやめた。水位上昇のピークは3日と見られている。

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