タリバーン、新指導者を発表 マンスール幹部の殺害確認

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(CNN) アフガニスタンの反政府武装勢力タリバーンは25日、指導者評議会で新たな指導者にハイバトゥラ・アクンザダ師が選出されたと発表した。

タリバーンの報道官は声明で、副指導者にはタリバーンの一派、ハッカニ・ネットワークを率いるシラジュディン・ハッカニ幹部と、初代最高指導者オマル師の息子、モハマド・ヤクーブ幹部が任命されたと述べた。

ハッカニ幹部はパキスタンの北ワジリスタンを拠点とする広範なネットワークを指揮し、米国務省から1000万ドル(約11億円)の賞金をかけられている。

同報道官は、指導者評議会のメンバー全員が新たな指導者に忠誠を誓ったと述べた。声明は同時に、最高指導者だったマンスール幹部が死亡したことを初めて正式に認め、「全てのイスラム教徒」に3日間の服喪を呼び掛けた。

マンスール幹部は21日、パキスタン南西部バロチスタン州で米無人機の空爆により死亡した。同幹部の死亡は米国とアフガンの各情報当局が独自に確認し、タリバーンもCNNに対して非公式に認めていた。

マンスール幹部は、タリバーンを1994年に創設したオマル師が2013年に死亡した後、最高指導者の地位を引き継いでいた。パキスタン当局は「空爆は主権侵害だ」として、同幹部の殺害に抗議した。

一方、アフガンの首都カブールでは25日午前に自爆テロが発生し、内務省報道官によると10人が死亡、子ども2人を含む4人が負傷した。同報道官によると、隣接するワルダク州の裁判所職員らを乗せた車が標的になったとみられる。

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