中国軍機、米偵察機に異常接近 南シナ海上空

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ワシントン(CNN) 米国防当局者は18日、中国の戦闘機少なくとも2機が、南シナ海の公海上空を17日に定例飛行していた米軍の偵察機「EP3」に異常接近したと語った。一時は米軍機の15メートル以内にまで接近し、「安全ではない」事態だったとしている。

国防総省のデービス報道官は、「我が国の作戦部隊と中国の作戦部隊の間では、2国間協定に基づく対話の向上を通じてリスク低減の進展があった」と説明。「この1年で中国の対応には改善が見られ、プロらしい安全な飛行が行われていた」「問題には然るべき外交および軍事ルートを通じて対応している」と語った。

別の国防当局者によれば、黒海の上空ではロシア軍機による異常接近が増えているが、中国機による異常接近は異例だという。

今回の異常接近について上院外交委員会委員のクリス・マーフィー議員(民主党)は、中国が本土を囲む海域で軍事力の拡大を図る流れの一環だとの見方を示し、米国は過剰反応すべきではないと指摘。「中国やロシアは我々を挑発して何らかの行動を起こさせようとしている」と語った。

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