アパート崩壊、死者増え12人に 不明60人以上 ケニア

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アパートの崩落は豪雨に見舞われる中で起こった

アパートの崩落は豪雨に見舞われる中で起こった

(CNN) アフリカ東部ケニアの首都ナイロビで7階建てのアパートが突じょ崩落した事故で地元の赤十字は5月1日までに、犠牲者は少なくとも12人に増え、負傷者は134人に達したと報告した。行方不明者は60人以上と報告されている。

赤十字の報道担当者は地元のCNN系列局KTNの取材に、ビルにはワンルームの164室があるが、崩壊時に中にいた入居者の数は不明と述べた。

ケニヤッタ同国大統領は30日、事故現場を訪れ、災害対策当局に近辺の建物の崩落の可能性の調査や住民の退避を急がせることを指示した。国家警察の声明によると、大統領は構造的に不安定な建物が見付かった場合、その所有者の逮捕も命令した。

声明は、今回倒壊したビルは以前、建設許認可の当局から叱責(しっせき)されていた事実も明かした。

崩壊は同市フルマ地区にあるビルで29日夜に発生。崩落の詳しい原因は不明だが、豪雨に見舞われる中での惨事となっていた。警察当局者は豪雨が倒壊の原因となったのかは不明としている。

ビルの歴史は古いとし、建物の構造的な問題が絡んでいる可能性を示唆した。赤十字当局者は、倒壊は下層階から最初に始まったとの目撃者の証言を引用した。

現場ではがれきの生き埋めになった住民らの捜索、救出作業が続けられており、崩落の数時間後に乳児2人が助け出される一幕もあった。埋もれている生存者が助けを求める声も漏れているという。

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