英イスラム教徒、「過半数が同性愛に反対」 世論調査で物議

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英国内のイスラム教徒に関する調査の結果が物議を醸している

英国内のイスラム教徒に関する調査の結果が物議を醸している

ロンドン(CNN) 英国内のイスラム教徒のうち過半数は同性愛を合法化すべきではないと主張し、4%がテロを「政治的な抗議行動」のひとつとして支持している――。新たに発表されたこんな調査結果が物議を醸している。英国内のイスラム社会を代表する有力団体からは調査方法などについて批判が出ている。

調査は英公共テレビ「チャンネル4」が13日に放送するイスラム教徒についての番組向けに、世論調査会社ICMが昨年、対面方式で実施した。対象となったのは国内イスラム教徒の成人1081人。

その結果、多くの質問で一般市民を対象とした世論調査と同様の回答が得られたものの、男女平等や性的指向、反ユダヤ思想、政治や宗教をめぐる暴力などの問題では独特の結果が出た。

例えば同性愛については、合法とすべきではないとの答えが52%、同性愛者が教職に就くべきではないと考える人が47%を占めた。一般の世論調査で同じように答えた人はそれぞれ11%と14%にとどまっている。

テロを政治行動として認める意見は4%とごく少数ながら、一般の1%を上回った。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が掲げるイスラム国家樹立の目的を手段にかかわらず支持すると答えた人は、イスラム教徒で7%、一般市民で2%だった。

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