拉致した少女を自爆犯に 生還者が語るボコ・ハラムの新戦法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ボコ・ハラムから逃れた人々が身を寄せるカメルーンのミナワオ難民キャンプ

ボコ・ハラムから逃れた人々が身を寄せるカメルーンのミナワオ難民キャンプ

ファティさんによると、サンビサの空爆ではチボクの少女たちを含め、人質からも多数の死者が出た。一方、この1年間に数百人の女性が救出されたのも事実で、ファティさんはその1人だ。ファティさんを拘束していた男たちが脱走して国境を越えようとした時、カメルーン軍に保護された。

今はカメルーン側のミナワオ難民キャンプで、比較的平穏な日々を過ごしている。ボコ・ハラムに襲われた国境付近のナイジェリア人が、食料と安全を求めて避難してきたキャンプだ。

ただ少女たちは、キャンプ内で受け入れられているというよりもむしろ疑いの目を向けられている。「ボコ・ハラムはわずか8歳の少女を使うこともある」と語るのは、カメルーン軍の幹部だ。

同幹部によると、少女たちは長いベールや頭に載せたかごの中に爆弾をしのばせることができるため、自爆犯に仕立てやすい。爆発は遠隔操作で起こされることが多いという。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]