ISIS、工場作業員300人あまりを拉致か シリア

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ダマスカス近郊のセメント工場からISIS系の武装集団が作業員などを拉致したという

ダマスカス近郊のセメント工場からISIS系の武装集団が作業員などを拉致したという

(CNN) シリアで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系の武装集団が、セメント工場の作業員など300人あまりを拉致した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が7日に伝えた。

SANAはシリア産業省の関係者の話として、首都ダマスカス近郊のセメント工場から武装集団が作業員などを拉致したと伝えている。工場を運営するセメント会社によれば、7日午後現在も従業員とは連絡が取れないという。

地元当局者は、拉致された作業員約125人がバスに乗せられ、ISISが制圧する地域に向かったという目撃証言があると話している。

「シリア人権監視団」(本部・英国)によれば、工場の従業員150人~250人が行方不明になっているという。工場はダマスカスから48キロ北東の町、ドメイルにある。

5年におよぶシリア内戦ではISISが市民を拉致して強姦や殺人などの残虐行為を繰り返したり、人間の盾として使ったりしているとして非難されてきた。

国連によれば、これまでの死者は25万人を超え、1100万人以上が国内外で避難民や難民となった。

国連のデミストゥラ特使によると、スイスのジュネーブで開かれている和平協議は早ければ11日にも再開される見通し。ただしシリア政府当局者が到着するのは14日か15日になる可能性があるという。

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