ベルギー連続テロ 「白い服の男」の行方追う、空港から逃走

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右端の「白っぽい服装の男」の行方を当局が追っている

右端の「白っぽい服装の男」の行方を当局が追っている

(CNN) 300人以上が死傷したベルギー首都ブリュッセルの連続テロに関連し、ベルギー当局はさらなるテロ攻撃が計画されている恐れもあるとみて、犯人らの検挙を急いでいる。

当局が行方を追っている容疑者の1人は、空港で自爆した過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のナジム・アシュラウィ容疑者、イブラヒム・バクラウィ容疑者とともに歩く姿を防犯カメラがとらえていた「白っぽい服装の男」だ。男は空港に爆弾を仕掛けて立ち去ったとみられるが、この爆弾は当局が出動した後で爆発し、死傷者は出なかった。

もう1人は、マルビーク駅で起きた爆発の直前、大きなかばんを抱えて防犯カメラに映っていた男。同駅ではイブラヒム・バクラウィ容疑者の弟、ハリド・バクラウィ容疑者が死亡したことが確認されていて、この男も死亡した可能性があるという。

当局によれば、連続テロでは31人が死亡したが、そのなかに実行犯3人も含まれている。負傷者は300人以上だという。

連続テロに絡み、欧州ではこれまでに少なくとも計9人が逮捕された。このうち6人は24日夜から25日朝にかけてベルギー国内で拘束されたが、3人はすでに釈放されている。

パリ近郊では24日、新たなテロを計画していたとされる男が逮捕された。捜査当局はその後、男のアパートで爆薬やライフル銃を発見した。この男の捜査に関連してベルギー当局は26日、テロ組織の活動に参加した疑いで「ラバフ・N」という男を拘束した。

ブリュッセルは依然として物々しい雰囲気に包まれている。空港で旅客機の発着が再開するのは29日以降になる見通し。市内の地下鉄駅のうち約半数は再開されたが、午後7時以降は閉鎖となっている。

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