イラクのスタジアムで自爆テロ、25人死亡 ISISが犯行声明

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バグダッドの南約50キロにあるサッカー場で自爆テロが発生

バグダッドの南約50キロにあるサッカー場で自爆テロが発生

(CNN) イラク中部のバビル州にあるサッカースタジアムで25日、自爆ベルトを身につけた男が自爆し、複数の治安当局者によると、少なくとも25人が死亡、90人以上が負傷した。

現場は首都バグダッドから約50キロ南にあるバビル州イスカンダリヤのスタジアム。同州治安当局のトップによると、地元の人気チームの優勝を祝うセレモニーのため人びとが集まっていたところに、爆発が起きたという。

支持者がインターネット上に投稿した声明によると、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。

イラク担当国連事務総長特別代表のジャン・クビス氏は、この自爆テロを強く非難。「悪事を行う者が罪のない弱い民間人に怒りをぶつけた」と述べたほか、イラクの宗派対立をあおるテロリストの狙いを阻止するためとしてイラク人に団結を求めた。

米国務省報道局長のエリザベス・トルドー氏も今回のテロを非難する声明を発表。「地元のサッカーの試合を応援するために集まった多くのイラク人を殺傷した、今日のダーイシュ(ISISの別名)の自爆テロを米国は強く非難する」と述べた。

米ジョージア州立大学のアマンダ・ロジャーズ氏は、「ISISが主要な支配地を失いつつあることを考慮すれば、こうした事態は予想できた」と指摘。イラク軍がISISから都市奪還を進めるなか、さらなるテロ攻撃の可能性があるとして警鐘を鳴らした。

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