北朝鮮、核弾頭を小型化した可能性 米情報当局者

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北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記

北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記

ワシントン(CNN) 米国の情報機関のアナリストの一部は、北朝鮮が小型化した核弾頭を「おそらく」既に保有しているとみていることが25日までに分かった。複数の米当局者がCNNに明らかにした。

この見方はまだ米政府内で一致した公式見解とはなっていない。ただ、北朝鮮が米国を射程に収める核弾頭搭載の弾道ミサイルを保有するようになったとの見方が政権内で強まっているのは確かだ。

北朝鮮はこのほど、小型化した核装置とする機器の傍らに金正恩(キムジョンウン)第1書記が立っている写真を公開。当局者によれば、アナリストが現在、これらの写真を精査しているという。ただ金第1書記が既に核弾頭を保有しているとの見方を支持する米当局者も、こうした装置が実際に機能するかは分からないとしている。

米軍の司令官らは戦争計画を立案する目的から、北朝鮮が機能し得る核弾頭を保有していると想定するものの、核弾頭の存在について断言するのは控えた。

米北方軍のウィリアム・ゴートニー司令官(海軍大将)は「金第1書記は核弾頭を小型化し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する能力を持っていると、慎重を期して想定している」と述べる。

一方、米国防総省のピーター・クック報道官は、北朝鮮が核弾頭を小型化する能力を持っているとする司令官らの想定について、「慎重で適切かつ適正な」見方を示したものだと指摘。ただ、こうした作戦上の想定は、北朝鮮が小型化能力を持っていることを意味するものではないとし、慎重な姿勢を示した。

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