「英女王がEU離脱支持」、新聞報道に王室が怒り 首相も問題視

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EUに否定的な見方を示したと報じられた英国のエリザベス女王

EUに否定的な見方を示したと報じられた英国のエリザベス女王

ロンドン(CNN) エリザベス英女王が英国の欧州連合(EU)離脱を支持していると大衆紙が報じた問題で、キャメロン英首相は10日、同紙と王室の対立は「非常に深刻な」問題だと述べた。

英大衆紙サンは9日、第1面で「女王がEU離脱を支持」との見出しで問題の記事を掲載。これを受けて英王室は同日、声明を出し、女王はEU離脱問題については中立だと主張。報道の監視機関である独立報道基準機関(IPSO)に対し、記事の正確性について不服を申し立てたことを明らかにした。

サンの広報担当者は、同紙は記事の正しさを確信しているとし、王室と戦う姿勢を示した。

この記事の情報の出所とされたのは英王室は同日、声明を出し、女王はEU離脱問題については中立だと主張。報道の監視機関である独立新聞基準組織(IPSO)に対し、記事の正確性について不服を申し立てたことを明らかにした。

記事は匿名の「政界上層部の消息筋」の話として、2011年にウィンザー城での昼食会での女王の発言を伝えた。女王は当時のニック・クレッグ副首相に対し、EUは誤った方向に向かっていると語り、その場にいた人々は「女王のEUに対する見方について確信した」というのだ。

情報の出所と言われている離脱推進派のゴーブ司法相は自らの関与を否定。キャメロン首相も「私の見る限り、ゴーブ司法相は、この記事の出所がどこかまったく分からないことをはっきり示した」と述べ、法相のリークではないとの立場を示した。

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